HSPの真は、不思議に感じていた。
同じ環境、同じ人、同じ職場、同じ景色。
何も今までと変わっていない。
でも、大きく何かが違って見えた。
見えたというより感じた。
自分が確かにそこにいる感じがあり、確かに自分の空間があっていい となっていた。
その時空間に、自分という個体が存在していい。あっていい。それは、時間を伴ってそこにOKが出ていた感じだ。
身体の境界がぼやけている感じもした。
そこにいることが、危ういとき、自分が自分でないと感じていたとき、
身体の境界線は、はっきりとしていて、自分と他の区別がより明確だった気がするのだった。
自分自身の存在の矢印が、外から(他者から)だった。
常に自分はどう思われているか、変に思われていないか、そんな他者からの視点が自分を覆っていた感じだ。
今回はどうだろうか。
自分から他者への矢印に近い感覚だ。
このことが心地よかった。
「こんな風にここでも柔らかい気持ちになれるのだなあ」
そんな感覚を味わっていた。
「これなら、ここに居られる。。。」
自分の大切なもの、自分の本当に求めているもの。
それは、
「協力する」だ。
きっと、そうに違いない。
真は、自分の中で今までにはない言葉を見つけた感じがした。
試合は続いている。
試合の途中で、いがみ合い、批判し、文句を言っている時間はない。
動いているし、続いている。
協力し、同じ結果を求めて行動する。
ここで自分が本当に欲しいもの、大切にしたいもの、それは、「協力」することなんだと真は思った。
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